2022年1月24日㈪
先日、マイ防具が届いた。届いたときには、何とも言えない嬉しさ?みたいなものがあったのだけど、喜びもつかの間。それは、少しずつ不安に変わっていった。
稽古の時間が近づくにつれ、不安から逃げたくなってきた。寒いのも手伝って、やりたくない気持ちMAXに。でも、今日は防具デビューの日。サボるわけにはいかないのだ。
体育館につくと、婦人会のメンバーと顔を見合わせる。
「いよいよですね…」
覚悟のことば。誰もが不安なんだ、そう思った。
いそいそと、婦人会が面をつける。こどもたちも興味津々。(いよいよ婦人会も防具デビューするのか?)みたいな顔で、熱い視線を投げかけてくる。
顎から入れて、おでこをぎゅっと押し込んで…面ひもを手探りで手繰り寄せながら、ぎゅーっときつく締めあげる。
き、きつい。
く、苦しい。
い、痛い。
か、痒い。
何だか分からない感情が次々に押し寄せる。
(がんばれ…自分…)
面をつけて、いざ!
体育館の隅っこで、竹刀を振ってみる。
あれ? 思うように手があげられない…あれ? うまく打てない…
防具を付けたとたん、半年頑張ってきた基本の動作が上手くできない。笑っちゃうくらい、ぶきっちょな動き。どうやら全くのド素人に戻ってしまったようだ。
そうこうしていると、「ペアを組んで切り返し」との指示。(切り返しかあ…頭打たれるのかあ…面をつけての初めての元立ちに半べそ状態。
メーン!(バチン!)打突時の衝撃が、面中に響いて頭頂部が痛い。
メーン!(バチン!)怖くて肩がすくんで、力が入る。痛い~~~( ;∀;)
人によっては全然痛くないけど、
人によっては全然痛い。
その後、面、小手、ひき面、ひき小手、ひき胴の練習をし、ようやく終了の合図が。
終わった…ほっ…(~_~;)
面を外した後の爽快感。解放感。安堵感。
面がない世界はサイコーでした。
不安と、恐怖と、安堵感と。
防具をつけた初稽古は、ジェットコースターみたいな1時間でした。