2022年10月17日の稽古
すっかり涼しくなって、一年の中でも剣道をしやすい季節になった。
剣道を始めて1年2か月が過ぎ、稽古もすっかり自分の日常の一部になってきた。稽古がある日は早めに夕飯の支度をして、夜の稽古に臨む。そして、いつものように稽古をして汗を流して、ビールで〆るというのが日課になっている。
さて、昨日は小学生や中学生と一緒に、基本の打ち込みから、様々な技の練習をした。
体育館の長い方を、打つ方、打たれる方ペアになって駆け抜ける。まずは上手な中学生のペアを見本に、小学生、婦人会と続く。
①基本の面打ち
②連続で早い面打ち
③面を打った後のぶつかっていく稽古、反対に、打たれた後の構え方
④面に対して少し後退し、相手が面が入らなかったことをあきらめた瞬間の小手
⑤面に対して少し後退し、相手が面が入らなかったことをあきらめた瞬間の小手に行くふりをしての面
⑥面に対して前で受けて、右足を軸に回転してひき面
⑦面に対して前で受けて、右足を軸に回転してひき胴
言葉に直してみると、こんな感じの練習。他の団ではどのような稽古をしているのか全く分からないが、このような的確で細かやかな指導のおかげで、子供たちはみないい成績を残せている。保護者としても大変ありがたい。
さて、そんな様々に工夫を凝らした稽古だが、期待を裏切る動きをしてしまうのが…そう!! われら婦人会!!
先生からの指示を的確にこなす中学生の姿を頭に焼き付けようとするも、同じように動けない。動けないながら、何度も頑張ってみる。また、やってみる。またまた、やってみる。
上手くいかない。(トホホ…)
しまいには周りにいる中学生や、稽古を見ている保護者に「ファイト~!!」と応援される。
むなしいやら、おかしいやら(~_~;)
一日ですべてを習得することなんてできない。
一日の稽古は紙切れ一枚の稽古かもしれない。上達してるのかしてないのか分からない。そんな紙切れ一枚の稽古でも、積み上げていけば分厚い紙の束になる。少しは上手にできるようになる。子供たちよりはずっと成長はゆっくりかもしれない。でも、40過ぎても成長できることを信じて、また前を向いて稽古に臨もうと思う。
それに、上手にできなくても稽古が楽しい。それが一番だよね~。