2022年7月15日
面をつけて本格的に稽古をするようになって、早4ヶ月。体調がすぐれないときなどもあって毎回とはいかないけれど、なんとか続いている。
6月に入ってからは、30度を超える日が連日続き、湿度が高いことも相まって、本当に稽古がきつい。休憩を挟まず30分も稽古を続けたら、面の中は蒸し風呂状態。身体は呼吸が乱れ、本当に倒れそうになる。いよいよだめだ‥‥と脱落しかける頃、面を取って休憩!の合図が入る。ハア…
そんなまだまだ体力作りから始めなきゃいけない私だが、面をつけて子供たちと稽古をするようになってからは折に触れて「交剣知愛」の言葉を思い出す。
「交剣知愛」という言葉は、よく聞いていたし、知っているつもりだったけど、なるほど自分で剣を交えてみると、「感謝」とか、「つながり」というような言葉にはならない温かい感情があふれてくることに気が付いた。
40も半ばを迎え、子ともたちにとってはただの初心者おばさんなのだろうと思う。でもわたしは剣を交えることで、こどもたちの心に近づいたような、こどもたちの世界に仲間入りさせてもらったような、そんな喜びを今感じている。
「交剣知愛」なんといい言葉だろうか。
人と人とが自然に繋がる、剣道にはそんな力がある気がしてならない。