44歳。剣道をはじめました。

40代女子が剣道に初挑戦!婦人会と勝手に称して絶賛活動中!

不安と、恐怖と、安堵感と。ついに、防具デビューしました!

2022年1月24日㈪

 

先日、マイ防具が届いた。届いたときには、何とも言えない嬉しさ?みたいなものがあったのだけど、喜びもつかの間。それは、少しずつ不安に変わっていった。

 

稽古の時間が近づくにつれ、不安から逃げたくなってきた。寒いのも手伝って、やりたくない気持ちMAXに。でも、今日は防具デビューの日。サボるわけにはいかないのだ。

 

体育館につくと、婦人会のメンバーと顔を見合わせる。

「いよいよですね…」

覚悟のことば。誰もが不安なんだ、そう思った。

 

いそいそと、婦人会が面をつける。こどもたちも興味津々。(いよいよ婦人会も防具デビューするのか?)みたいな顔で、熱い視線を投げかけてくる。

 

顎から入れて、おでこをぎゅっと押し込んで…面ひもを手探りで手繰り寄せながら、ぎゅーっときつく締めあげる。

き、きつい。

く、苦しい。

い、痛い。

か、痒い。

何だか分からない感情が次々に押し寄せる。

 

(がんばれ…自分…)

 

面をつけて、いざ!

体育館の隅っこで、竹刀を振ってみる。

あれ? 思うように手があげられない…あれ? うまく打てない…

防具を付けたとたん、半年頑張ってきた基本の動作が上手くできない。笑っちゃうくらい、ぶきっちょな動き。どうやら全くのド素人に戻ってしまったようだ。

 

そうこうしていると、「ペアを組んで切り返し」との指示。(切り返しかあ…頭打たれるのかあ…面をつけての初めての元立ちに半べそ状態。

メーン!(バチン!)打突時の衝撃が、面中に響いて頭頂部が痛い。

メーン!(バチン!)怖くて肩がすくんで、力が入る。痛い~~~( ;∀;)

 

人によっては全然痛くないけど、

人によっては全然痛い。

 

その後、面、小手、ひき面、ひき小手、ひき胴の練習をし、ようやく終了の合図が。

 

終わった…ほっ…(~_~;)

 

面を外した後の爽快感。解放感。安堵感。

面がない世界はサイコーでした。

 

 

 

不安と、恐怖と、安堵感と。

防具をつけた初稽古は、ジェットコースターみたいな1時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣道で心が元気になってきた。

2022年1月20日

 

ぼさぼさ… ぼさぼさ…

 

仕事や雪でお休みする人が多い。婦人会のメンバーは、二人がお休み。ちょっと寂しい…というか、だいぶさみしい。(´Д⊂

 

さみしい気持ちを胸の奥にしまって、いつも通り10分間走を始める。自分のペースでゆっくりと。だんだん、いつもの楽しい感じになってくる。

 

しばらく走っていると、先生から腕を回しながら走れとの指示。

みんな(こうか?こうなのか?)と、めいめいに腕を回しながら走る。クロールみたいな人、溺れたフナみたいな人、なんておもしろいんだ。

エア水泳をしながら体育館をぐるぐる回る20人。

ニヤニヤが止まらなかった。

 

次に、いつもの準備運動。ストレッチと様々な素振り。上手な子をお手本に、振り方、スピード、構え、をまねをする。

(いつの間に子供たちはこんなにもうまくなったのか。週三回、正味約1時間の稽古で…)真似をしながら、感心しきりである。

 

続いて、ペアになってメン、小手面などの練習。面を打つとき、どうしても剣先が下がってしまう癖が抜けない。

 

その後、初心者は別な場所で基礎稽古。今日は胴の特訓。「胴は切り返しのよう振って、そして抜ける!」と何度も指導を受けるが、どうしても野球のバッターみたいに、横から切ってしまう。頭では分かっていても、これはマスターするのに時間がかかりそうだ。

 

最後は、締めのかかり稽古。だいぶ足が動くようになった感覚がある。始めたばかりの頃は、すり足が続かなくて、体力の無さにショックをうけたてもんなあ。

 

その頃の記事がこれ。

lalala-fujinkai.hatenablog.com

 

日々の稽古では上達してる感覚ってないのだけれど、数ヶ月経ってみると、やっぱり上達もしてるし、身体が変わってきているんだよね。

 

そして何より、心まで前向きに変わってきている。

 

更年期世代のみんなにも伝えたい。体を動かすっていいよ。仲間っていいよ。剣道ってすごいよ、って。

 

 

次回の稽古からいよいよ面つけ。わくわくと、どきどきと。

 

見取り稽古も悪くない。

2022年1月19日㈬

おなかが痛い。ぎりぎりまで、稽古をやろうか休もうか悩んだけど、結局鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらないので、休むことにした。

 

婦人会のみんなよ、すみませぬ。

 

そんなわけで、みんなの稽古をひたすら見学。自分で剣道をやるようになってから、本当に見るところが変わった。とくに自分の苦手とするところをじっくり見た。

 

(構え)こどもたちは、その都度しっかり中心を取るように腰をぐっと入れ、体勢を整えている。そうか、そうか。

 

(踏み込み)こどもたちは、上に足を上げるのではなく、前へ飛んでいく。そうか、そうか。

 

(打突後の抜け)こどもたちは、足さばきを速く素早く抜け、腕をしっかり伸ばしている。そうか、そうか。

 

 

上手な子たちの動きを見ることが、こんなにも大事だったなんて。

 

「うまくなりたい」と前のめりで見る稽古は、得るものが大きい。すぐ自分のものになるわけじゃないけれど、視覚から入る様々な情報は、後の稽古時のイメージする際大いに役に立つだろうと感じた。

 

たまたま、体調が悪かったから稽古を休んだわけだけど、本当に体調がすぐれないときなんかは無理せず、見取り稽古をするのも悪くないと思う。うまくなりたい人限定の話だけど。

 

今日は稽古が出来そう。よし。

 

 

 

一緒に稽古すると、こどもたちの様子がよく分かる。

2022年1月13日㈭

 

カーテンを開けてちらっと外を見る。まだ降ってる。まじか。年末に作った子供の寝床(かまくら)が、一段と大きく成長している。とにかく今が一番寒い、と思いたい。こんなに寒いのに今日も稽古か~と思うと、いつも気分が重くなる。

 

気分が重たいままカレーをこしらえる。その後、またモソモソと胴着袴に着替える。胴着袴の中にはユニクロの極暖ヒートテックインナーを。さて、出発。

 

ちらほら、子供たちが集まってきたところで10分間走開始。先生がまだいないからと怠ける子、調子に乗って逆走する子、一生懸命コツコツ走る子。一緒に稽古をするようになって子供たちの稽古中の望み方に大きな差があることを感じる。なるほど、先生からはもっといろいろなことが見えるのだろうな。

 

10分間走を走り終えると、身体はポッポと温まってきた。でも足裏は冷えたまま。かじかんで感覚がない。

そしていつもの準備運動。振った後ピッと止まるよう意識して振る。(先生、見たかしら。ちゃんと、止まってるって思った?もしや、全然まだまだとか?)そんなことを考えながらひたすら振り続ける。

 

さて、身体がほぐれたところで、婦人会は子供たちと別れて基本の練習から。すり足の練習、切り返しの練習、引き胴の練習。引き胴がなかなかうまくできない。見るに見かねた先生(わたしの夫)が、「Sさんの胴がうまいから、横から見てな。」と。横から胴を打たれる瞬間を見ていたら「俺を見るんじゃない。Sさんを追いかけて見るんだよ(笑)」と。(いや、見てたよ?Sさんのこと。別に先生(夫)を見ていたわけじゃないんだけどね。)と内心思いながら、また胴にチャレンジする。エビがまるで後退していくような動き。何回やってもうまく引き胴ができない。夫が面の奥で失笑している。よほど動きが変なのだろう。胴なんて嫌いだ。胴なんて打てなくてもいいじゃないか、そう投げ出したい気持ちでいっぱいになる。

 

最後は、いつものかかり稽古。4人の先生に向かっていく。先生も婦人会にはとっても優しい。時間も子供の半分程度?の気がする。「はいはいはいはい」「はい、面」「はい、コテ」「はい、小手面」「はい、胴」「はい、面」。短い時間でも、優しくても婦人会は必死である。きっと鬼の形相かもしれない。

次の先生に回ろうとした時である。「先どうぞ、先どうぞ」と席を譲る子がいるではないか。まさかとは思っていたが、かかり稽古の順番が少しでも回ってこないように、他の子に譲っているではあ~りませんか(笑) (これじゃ、いつまでたっても伸びないぞ)こころのなかでそう思い、「ほら、前に並びな」と並ばせる。婦人会は初心者剣士だけど、保護者でもある。ちゃんと子供に成長してほしい。そんな気持ちで背中を押した。

(かかり稽古はきついけど、その先にきっと何かあるよ!)と言ってあげたいが、つらい稽古の先にあるものなど未知の領域だし、引き胴なんて嫌いだと投げ捨てたい気持ちになった私の言葉には説得力がないだろう。それでも、つらいものを乗り越えたときに味わえるものがあるはず、と思うのだけど。

 

かかり稽古を5分くらいやったところで、終了の合図。一番ほっとする時間。

「整列!」の合図とともに、(今日も頑張った。帰ったらカレーだ。)と思う。いつもいつも思うが、終わった後の爽快感、満足感、充足感は日常の仕事では味わえない。

 

コロナの第6波がやってきて、練成会も試合も何もかもなくなりそうだ。緊急事態宣言なんかがでたら、稽古も出来なくなるのかもな。いつ終わるのか。

 

 

 

 

 

 

 

一息の切り返しをマスター!?

2022年1月12日㈬

おひさまも見えず、どんよりした一日。寒い寒い寒い寒い。何回「寒い」って言ったかな。天候が悪いと、私の気分も悪い。暗いというか、やる気が出ないというか…稽古が億劫になる。でも、自分でやると決めたこと。そして、仲間まで巻き込んで始めたこと。こんなことでくじけるわけにはいかない。

 

ご飯の支度をして、そそくさと、胴着袴に着替える。

3回目の胴着袴。着替えるのも慣れてきた。でも、どうも着方がおかしいらしい。うちの人に「もっときつく。ぎゅっとしめて。そうそう。」なんて言われながら着替えた。

 

思わず、昔聴いたあのメロディを口ずさむ。

 

パパッパ パッパッパ(ジャマ ジャマ)♪

パパッパ パッパッパ(ジャマ ジャマ)♪

パパッパ パッパッパ(ジャマ ジャマ ジャマ ジャ)♪

・・・・・

パジャマでおじゃま

 

大人になって、着替えられるか見守ってもらうなんて(笑)

なんとなく、元気が出てきた私は家族と体育館に向かう。稽古開始時間を過ぎていたのに、誰もいない。寒すぎてみんなこないのか…。そんな心配をしているとまもなく、ぽちぽちとみんなが集まってきた。

 

集まってきたところでいつもの稽古開始。

まずは10分間走から。

つづいて、手首の運動などのストレッチ、素振りをやる。

そのあとは、ベテラン小学生と、お母さん剣士(婦人会)は分かれて稽古。婦人会は体育館の端っこで、まずは面から。続いて、下がりながら面。すり足しながら飛び込み面。切り返し、連続打ちの稽古。1週間ぶりの稽古は少々きつい。

身体が温まってきたところで、子供たちと合同稽古。4人の元立ちに向かって次々に面を打っていく。かかり稽古みたいな感じ。実際に子供と同じメニューをこなそうとすると、子供たちがいかにすごいか、上手かを思い知らされる。例えば、小手面。子供は「コテメーーーーーン!」。私は「コテ(ひと呼吸)メーーーーン!」。ふざけてはいない。大まじめにやって、これ。一応、早くやってるつもり。

最後に一呼吸の切り返しを言うのをやった。

子供をよく観察していると、切り返しをしているときの掛け声は

「メーンアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーメーン」

そうか。切り返しをしている最中、いちいち 「メンメン」と言わないんだ。息を継がないようにアーーーを真似してみよう。

「メーンアーーーーーーーーーーーーーーーッーーーッーーメーーーン」 ハアハア…

出来た。一息の切り返しできた!!でも、苦 し い ( ̄д ̄;)

ふう。

 

続いて、自由稽古。メンの打ち方をもっと強くとご指導賜る。夕方、サッポロ一番味噌ラーメンを食べてしまったからか、ご指導が長かったからか、更年期で体調不良だからか、今日の稽古は体力的にふらふらとなった。もう、稽古前にラーメンを食べるのはやめよう。

 

そんなことを思っていたら、終了の合図が。極寒だからか、約1時間で終了。終わった安堵感と、心地よい疲労感と、帰ったらあったかいご飯を食べられるといううれしい気持ちと、いろんなハッピーホルモンが分泌された。

 

どんなに寒い日でも、気分が乗らない日でも、稽古をした後の心地よさは格別だ。

 

今日も稽古だ。頑張ろう。

 

 

 

 

 

足の指がない?

2022年1月6日。

昨夜の気温はー6.9℃。

体育館の外は、年末から降り続ける雪で一面真っ白。道路は、除雪が追い付かず、ぼこぼこして、つるつるしてる。稽古がなけりゃ、好んで外出なんかしたくない日。

 

寒いね、寒いね、とみんなで励ましあい、稽古がはじまりました。

 

1.まずは、身体を温めるところから。10分間体育館をぐるぐる。マイペースで走るからか割と息が上がらず完走。

 

2.準備運動。手首を柔らかくして、体をほぐして、素振りして。いまだに跳躍素振りは手がピシッと振ることができない。

 

3.婦人会(お母さん剣士)と子供たちは、分かれて練習。婦人会は基本のすり足から。スタートしてすぐ自分の足の異変に気付く。(薬指なくね?? いや、あるな)

冷たくなり過ぎた足に、もはや感覚がない。

 

4.子供と一緒に自由稽古。息子に、お願いしますと頭を下げる。まずは面を打って来いとの指示。メンを打つ私に、すぐさま駆け寄る息子。「う~ん、ママの面の後のすり足、何か違う‥‥。なんか変。」

なんか変、というご指導を頂き、もう一度面をチャレンジ。「ん‥‥力が入ってるのかな。」どうやら私の打突後の抜けが大分変らしい。その後、何回もやってみたけど、息子のOKは出なかった。

 

5.最後は締めのかかり稽古。4人の元立ちに次々向かって行く。私が「や~~~~!」と突っ込んでいくと、待ってましたと言わんばかりの不敵な笑みを浮かべた先生が、「はい!はい!はい!はい!」とはっぱをかける。足は滑って体勢が整わないままかかって行こうとしたら、「整えて~~~!」と、また先生の檄が飛ぶ。昨日は10人くらいの先生に稽古をして頂いただろうか。いつもまにか、冷たくてどうしようもなかった足裏がぽかぽか暖かくなっていた。薬指もちゃんとついている。

 

6.整列。礼。体育館にカップラーメンの湯気みたいな蒸気があちこちに上がる。マスクから漏れる息がほかほかの蒸気となってしばらく立ち上っていた。今日もやった。よくやった私。小さな達成感で、満たされた気持ちになる。

 

帰宅後、保護者の方に取ってもらった婦人会の動画を見る。

 

((((;゚Д゚))))

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想像以上にへたくそで格好悪い私がいた。

私のイメージする私ではない。

息子がひたすら変だ!と言っていた面打った後のすり抜け、まじで変だわ。

 

ちょっと~~~。どうしよう。

 

 

 

 

 

 

2022年 稽古始め

新年あけましておめでとうございます。

 

2022年1月5日、新年を迎え、初めての稽古をしました。

東北地方は年末から雪が降り続け、体育館はまるで冷凍庫の中。極寒の中でのスタートとなりました。

 

 

そして、44歳、胴着袴デビューを果たしました。

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初、胴着袴!

ど、どうでしょう。

ヒートテックが丸出しですが、なんかそれらしく見えます(笑)

胴着袴を身に着けるだけなのに、なんと身が引き締まること。

 

身が引き締まったからなのか、いつもの稽古にもまして、超緊張!

緊張しているからか、寒いからなのか、ブルブルが止まらない ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

2022年1月5日の稽古

*10分間ランニング(体育館をひたすらぐるぐる。10分はゆっくり走っても、まーまーきつい。笑顔の小学生にどんどん抜かされる。)

 

*準備運動(基本の素振りも、ちゃんとピシッと止める!と教わる)

 

*すり足の練習(前・前・前・・・・)

 

*飛び込み面の練習(立ち止まった姿勢からの飛び込みがとても難しい。まず、手と足がバラバラ。踏み込みの音がならない。勢い付けるとできるのになぜ?)

 

*子供たちと自由稽古(自分の子供のところにいって、「先生、稽古お願いします」と頼む。すると、子供は喜んで色々教えてくれる。結構教え方も上手で、なるほど~と思うことが多い。息子から「面の打ちが弱すぎて、冴えがない。一本にならないから、もっと強く!」と指導され、そのあとそれを意識していたら、他の先生にうまいと褒められた。我が息子よ、ありがとう。)

 

*先生たちとかかり稽古(中学生以上が元立ちになって、かかり稽古。恥ずかしいなんて言ってられない。どんどん、突き進んでいく。剣道を始めたときよりも、明らかに足が動くようになってきた。ゼーゼー、ハーハーが止まらない。7人くらいの先生をまわったかなというところで、終了。)

 

 

 

今日も剣道のある日。寒いけど、下手だけど、頑張るぞ。